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高齢の親が経営から退いてくれない…。事業承継が進まないときに考えたいこと

執筆者の写真: 仁徠 神意堂
仁徠 神意堂
9月1日
読了時間: 7分

事業承継について意見が合わない高齢の親と後継者


親が経営から退かないため、事業承継が進まない…と悩んでいませんか。

親がなぜ会社を手放せないのか、本当は事業承継をどう考えているのか。


話し合っても分からないときは、

五行易で親の本音や今後の流れを見ながら、

これから事業承継をどう進めるか整理することができます。


「そろそろ自分に任せてほしい」

「事業承継の話は出ているのに、いつまでたっても決定権を渡してもらえない」

「こちらが何か変えようとすると、親に反対されてしまう」


高齢になった親から会社を引き継ぐ予定でも、

思うように事業承継が進まないことがあります。


親は、

「あと2、3年したら任せる」

「今進めている仕事が落ち着いたら考える」

と言っている。


ところが、

具体的な時期や引き継ぐ仕事について話そうとすると、

「まだ早い」「今はその時期ではない」と話が止まってしまう…。


重要な判断は今までどおり親が行い、息子や娘が意見を出しても、

最後には親の考えが優先される。


そのような状態が、何年も続いている会社もあります。


後継者からすれば、

「いつまで待てばいいのだろう」

と思いますよね。


しかし、親には親なりの、経営から退けない理由があるのかもしれません。



親は、まだ自分が現役だと思っている


周りから見ると、

そろそろ事業承継を考えてもよい年齢に見えるかもしれません。


しかし、親本人は、

  • まだ元気に働ける

  • 自分は今も現役だ

  • 会社には、まだ自分が必要だ

  • 取引先との関係は自分が築いてきた

  • 息子や娘には、まだすべてを任せられない

と思っていることがあります。


会社を長く経営してきた人ほど、会社は単なる仕事ではなく、

人生の大きな部分になっています。


苦しい時期を乗り越え、取引先や従業員との関係を築き、会社を守ってきた。


「自分がここまで大きくした」という思いもあるでしょう。


そのため、経営から退くことを、


会社から蚊帳の外に置かれること。 

隠居した人として扱われること。 

自分はもう必要ないと言われること。


のように受け止めている可能性もあります。


後継者には、会社を引き継ぎたいだけのつもりでも、

親には、自分の居場所を取り上げられるように感じられているのかもしれません。



「いずれは譲る。でも、まだ任せられない」


親も、いつかは事業承継をしなければならないと分かっている。

それでも、今はまだ任せられないと思っていることがあります。


たとえば、

  • 経営者としての経験が足りない

  • お客様や取引先との関係を分かっていない

  • お金の使い方に不安がある

  • 新しいことを始めようとしすぎる

  • 自分が守ってきた会社を大きく変えられそうで怖い

  • 意見が合わず、任せたあとの会社を想像できない

と感じているのかもしれません。


後継者から見れば、いつまでも信用してもらえないように感じます。


一方、親から見れば、

会社を守るために、まだ自分が経営に関わる必要があるという感覚なのでしょう。


親も後継者も、会社を悪くしたいわけではありません。


どちらも会社を守りたいと思っているのに、

そのために必要だと考えていることが違うため、意見が割れてしまいます。



責任はあるのに、自分では決められない


事業承継が進まない状態が続くと、後継者の立場も曖昧になります。


会社を引き継ぐ人として働き、従業員や取引先からも次の経営者として見られている。


それなのに、重要なことは親の許可がなければ決められない。


親と意見が割れたときには、最終的に親の考えが通ってしまう。


このような状態では、

責任は求められているのに、自分の判断で会社を動かせないということが起こります。


「任せる」と言われているのに任せてもらえない。

「もっと経営者としての自覚を持て」と言われるのに、自分で決めることは許されない。

そんな状態が続けば、後継者が疲れてしまうのも無理はありません。


また、

親と後継者の意見がいつも割れていると、

従業員もどちらの考えに従えばよいのか分からなくなります。


事業承継は、親子だけの問題ではなくなっていきます。



親子だからこそ、本当の気持ちを話しにくい


事業承継について、親子で何度も話し合っている方もいるでしょう。


しかし、話し合えば必ず本音が分かるとは限りません。


親は、

「まだお前には任せられない」

「俺がいなくなったら、この会社はどうなる」

と話していても、その奥には、


会社から離れるのが寂しい。 

自分が必要とされなくなるのが怖い。 

自分の役目が終わるようで受け入れられない。


という気持ちがあるのかもしれません。


後継者も、本当は親を会社から追い出したいわけではないと思います。


このままでは会社を変えられない。 

自分が引き継ぐなら、自分なりに会社を守っていきたい。 

いつまで今の状態が続くのか分からず不安だ。


そのような思いが、

「そろそろ退いてほしい」という言葉になっているのではないでしょうか。


親子だからこそ、

お互いに感情的になり、その奥にある気持ちまで伝えられないことがあります。



事業承継は、退くか続けるかだけではない


事業承継を考えるとき、

  • 親が完全に経営から退く。 

  • これまでどおり親が経営を続ける。


この二つだけで考えてしまうことがあります。


しかし、

迷っていることを分けてみると、確認したいことは一つではありません。


  • いつ代表を交代するのか

  • 誰が最終的な決定権を持つのか

  • 親には、どの仕事を続けてもらうのか

  • 取引先との関係をどのように引き継ぐのか

  • 後継者には、どこまで任せるのか

  • 親は代表を退いたあと、どのような立場で会社と関わるのか


代表を交代したその日から、

親が会社とまったく関わらなくなる必要はないかもしれません。


一方で、

肩書だけを変えて親がすべてを決め続けるのであれば、

後継者はいつまでも自分の経営を始められません。


親が担う役割と、後継者が決める範囲を分けながら、少しずつ引き継いでいく。

そのような進め方が合う場合もあります。



五行易で、親の本音や今後の流れを見る


何度話し合っても、親が本当はどうしたいのか分からない。

事業承継の話を進めるたびに、親とぶつかってしまう。

今すぐ進めた方がよいのか、もう少し待った方がよいのか判断できない。


そのようなとき、

五行易では質問を整理しながら、現在の状況や今後の流れを見ていきます。


たとえば、

  • 親は事業承継について、本当はどう考えているのか

  • 親が経営から退こうとしない理由は何か

  • 親は後継者をどのように見ているのか

  • 今、事業承継の話を進めても大丈夫か

  • このまま親が経営を続けた場合、会社はどうなっていくのか

  • 後継者に経営を移した場合、どのような流れになるのか

といったことです。


五行易は、親を無理に経営から退かせるためのものではありません。


なぜ事業承継が進まないのか。

今、話を進めるべきなのか。それとも、

もう少し段階を踏んだ方がよいのか。


話し合いだけでは分からない部分を確認し、

次にどのように関わるかを考えるために使うことができます。



親と後継者の間にあるものを整理する


親が経営から退かないと、

後継者は「自分を信用していないのだろうか」と感じることがあります。


しかし、

親が手放せないのは、経営者という立場だけではないのかもしれません。


これまで積み重ねてきた経験や会社での居場所、自分が会社を守ってきたという思いまで、すべて失うように感じている可能性もあります。


大切なのは、ただ親に退いてもらうことではなく、


親は何を手放せずにいるのか。

後継者は何を任せてほしいのか。

今の会社には、どのような引き継ぎ方が合っているのか。


一つずつ整理していくことだと思います。


事業承継が進まないときには、親の年齢だけで判断せず、

親の本音や後継者との関係、会社の今後の流れまで含めて考えてみてください。




五行易の鑑定について

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